コインが貯まる
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①昼間は再エネ比率が高いって本当ですか?
電力は一般に貯められない性質があります。
日本においては、再生可能エネルギー発電に占める太陽光発電の割合が大きいので、電力送配電ネットワークにある発電所から発電される電力量のうち、再生可能エネルギー由来の発電所で発電される電力量の割合は昼間のほうが高くなる傾向があり、季節・曜日・地域によっては夜との格差が二倍近くにまで拡大することがあります。
以下のグラフは2023年3月20日月曜日の東京電力管内(右)とカルフォルニア州(左)の時間帯別・電源種別発電量を現わしています。東京電力管内の赤は太陽光発電を、水色は風力・水力などそれ以外の再エネ発電を、茶色は石炭・LNGなどの火力発電による発電電力量です。
日中に発電する太陽光発電の影響が大きいことがお判りいただけると思います。
これに伴い、電力消費に伴う電力送配電ネットワークの系統平均1kWhあたりCO2排出量も、太陽光発電が多く稼働する晴天昼間と、火力発電が多く稼働する夜間では2倍程度の格差が生じることがあります。
こうした傾向は、季節・地域を通じて見られますが、一部に例外もありえます。例えば、厳冬期に太陽光パネルの上に雪が積もってしまい、昼間でも発電できない一方で、夜間にはたくさん風が吹いて風力発電所の稼働率が高まることも考えられます。
従って、全ての日で必ず昼の方が再エネ比率が高いということではありません。
>EV昼充電推進プロジェクトとは(全体概要)