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➁昼間は電力の供給に余裕があるって本当ですか?
太陽光発電を主とする再エネの電源構成比率が高いときには、比較的電力供給に余裕があり、電力需給が逼迫していないことが多いです。
この意味で、EV充電の昼シフトは、電力系統の安定化、負荷の平準化を通じて、長期的に持続可能な電力システムの構築により、充電環境の整備と充電料金高騰の抑止に寄与すると言えるでしょう。
ただし、例外もあります。例えば、関東地方の夏季のお盆明けの平日などでは、高校野球の実況などと産業稼働により、昼間の需要ピークが顕著な一方で、再エネ普及が他地域ほど進んでいないので、供給が十分に追いつかず、再エネ比率が夜間よりも相対的に高くなっていても、必ずしも電気が余っている状況にはなりません。
従って、このような例外的な場合では、電気料金も高くなり、また停電を回避するためにも節電すべきであり、昼充電をおすすめするものではありません。
むしろ「どんな場合であっても絶対に昼充電をすべき」ということではなく、状況に応じてきめの細かい行動をとることが望まれます。
従って、一般ユーザが分かりやすく、簡単に対応できるような仕組みやルールを整えていくことが大変重要な課題となっています。
例えば、需給の状況を見ながら自動的に充電量を制御するシステムを国や電力会社、充電サービサーが導入したり、スマフォアプリを使ってゲーム感覚で楽しくお得に最適な行動をとるようなサービスを提供することが解決策の一つとなり得ます。
>EV昼充電推進プロジェクトとは(全体概要)