#30 今持っている服を長く大切に着る
先のことを考えて買う

21 今持っている服を長く大切に着る・ 22長く着られる服をじっくり選ぶ<地域脱炭素ロードマップ:ゼロカーボンアクション30> 

ETHICAL FASSION

今持っている服を長く大切に着る、先のことを考えて買う

毎日の暮らしに欠かせない衣服ですが、大量に生産して、大量に消費して、大量に廃棄することによる環境負荷の増大が国際的な課題となっています。日本で衣料品により排出されているCO2排出量は970万トンと、総排出量の0.8%を占めています。

衣料品を作るのには水も多く消費し、世界的に水資源の不足が議論されるなかで、課題となっています。国内向け衣料品の水消費量は年間83億8,000万m3と推計されています。服1着を生産するのに2,368リットルの水を使うと言われています。

こうした問題を解決するには、生産者と販売者、消費者が工夫をして、楽しみながら同時に環境負荷の低減に貢献する「サステナブルファッション」へ転換を目指すことが重要です。

世界も動き出しています。国連はファッションに関わる多くのステークホルダーが集まって United Nations Alliance for Sustainable Fashionーサステナブルファッション・アライアンス を形成し、この問題に世界的に取り組んでいます。

今持っている服を長く大切に着るようにしてみませんか。適切なケアをしたり、洗濯表示を確認して扱うなどして、使い慣れた服を長く使えば、愛着がわき、こだわりを表せます。体型維持(健康管理)を心がけることができますし、染め直しやリメイクなど手を加えることでより楽しめます。綺麗に管理することで、フリマ等に回すことができます。

みんなで、一緒にサステナブルファッションを愉しみませんか。

令和3年度環境白書:サステナブルファッションに向けた購入~利用(p88)
サステナブルファッションを実現していくためには、環境配慮製品の生産者を積極的に支援するとともに、生活者も一緒になって、「適量生産・適量購入・循環利用」へ転換させていくことが大切です。具体的には、以下の5つのアクションが挙げられます。まずはできることからアクションを起こしていくことが大切です。
[1]服を大切に扱い、リペアをして長く着る
[2]おさがりや古着販売・購入などのリユースでファッションを楽しむ
[3]可能な限り長く着用できるものを選ぶ
[4]環境に配慮された素材で作られた服を選ぶ
[5]店頭回収や資源回収に出して、資源として再利用する