#14 窓や壁などの
省エネ・断熱リフォーム

10. 省エネリフォーム<地域脱炭素ロードマップ:ゼロカーボンアクション30> 

2050年脱炭素社会の実現に向けて、政府の「国・地方脱炭素実現会議」は「地域脱炭素ロードマップ」をとりまとめました。このロードマップでは、地域の取組と密接に関わる「暮らし」「社会」分野を中心に、国民・生活者に実施を求める30項目のゼロカーボンアクションを定めています。このサイトではゼロカーボンアクション30を無理なく実践できるよう、私たち一般社団法人ナッジ推進協議会が独自に考えるティップスを紹介していきます。

RENOVATION

省エネリフォーム

窓や壁などの省エネ・断熱リフォームをしてみませんか。室内環境の質を維持しながら、大幅な省エネを実現できます。遮音・防音効果の向上もありますし、防災レジリエンスの向上も期待できます。

家庭から排出されるCO2を減らすのに、省エネ・断熱リフォームをして省エネルギー住宅にすることで、大きな効果を得ることができます。我が国の家庭のエネルギー消費において、約30%を占めているのが暖冷房です。省エネ性能の高い住宅とは、この暖冷房のエネルギー消費を抑えることのできる住宅です。



冬においては、室内の温かい空気が逃げないこと、夏においては、室外からの熱が室内に侵入しないことで、少ない暖冷房エネルギーで快適に過ごすことができるようになります。そのために重要なのが、冬に熱を逃がさない「断熱」と、夏に熱を侵入させない「日射遮蔽」です。

省エネルギー住宅は、エネルギー消費を抑えるだけではありません。「断熱」と「日射遮蔽」により、冬は「部屋の中の暖かい空気が逃げず、部屋内や部屋間の室温がほぼ均一の家」「北側の風呂もトイレも寒くなく、結露もしない家」、夏は「室外からの熱気が入らずに涼しい家」「小型のエアコンでも良く効き、朝・夕は風通しの良い家」が実現できます。つまり、「省エネルギー住宅」=「快適な住宅」であるといえます。