
きりり農園
東京都瑞穂町
東京で農業をはじめました。多様性が育む「彩り畑」から、ココロもカラダも喜ぶものを。 小さい農園ですが、命の糧を提供する責任果たし、好奇心を引き出す農産物の提供を行うことであなたの日常をちょっぴりでも豊かにするお手伝いができるように努めます。
CHALLENGE
2児の子育てと農業の両立。女性新規就農6年目の野菜ソムリエプロが耕す彩り畑
4歳児0歳児の育児と農業を両立しながら、充実した日々を送っている。農業に無縁だった普通の女性が、ゆかりのなかった東京郊外の町で周囲の支援を受け、コミュニティの一員として新しいキャリアを歩み始めている。
COVID-19禍の下で、密で閉じられた都会から、開かれた地へ暮らしと仕事を求めるニューノーマールの先駆者としてのロールモデルがここにある。
きりり農園のアルファベット表記は「biogarten kiriri」。biogartenはドイツ語で、「有機農園」を意味する。田口さんは、ドイツで農業研修生として働いていた経験を活かして、日本ではまだ珍しい有機農業を実践している。しっかりとした有機農業を行っていることの証である「有機JAS認証」も取得済みだ。
田口さんは、食の安全・安心がなによりも大切に思っている。「食べ物という命を糧を生産・提供する立場として、安全は大前提。食の安全・衛生管理は東京都GAP基準に基づき行っています。」そこには、二児の母としての細やかな心遣いが垣間見れる。
\#WorldFoodSafetyDay/
きりり農園では「農薬不使用だから安全」とは考えておりません。根拠ある食の安全を提供する義務があると考えます。
東京都GAPに準じて食品安全・食品衛生において適切な管理を行っています。例えば、収穫専用の衛生的な道具✂を用いる……(続く) https://t.co/BN9eE80Idw
— きりり農園biogartenKiriri (@biogartenkiriri) June 7, 2021
田口さんは言う「生産者として一番大きな責任は農産物の安全性だと考えています。『口に入るもの=命の糧』を生産する者の責任として食の安全を第一に掲げています。小さな農園ですが、食の安全をお届けする責任の重さは大きな農場と同じです。」
きりり農園では単純に「農薬不使用が安心の証」とは考えていないという。
「栽培から収穫・調整・出荷までの流れにおいて、衛生管理を含めて農園内での食の安全を守る仕組み構築を継続的に見直し改善しております。
GAPに取り組むことで、生産工程の可視化し、第三者の評価をいただきながら、生産過程における農園内でのリスク分析を行った上で農園のルールをつくり、都度見直しています。
農産物の衛生管理・品質管理を徹底し、安全な農産物をお届けすることをお約束します。
その上でお客様が 『安心』してお召し上がりいただけることができると考えています。」
「安全と安心は別物です。生産者として安全を提供し、お客様に安心を感じてもらえるよう最大限の努力をしています。」
法令を遵守した安全な農作物を適切な状況・状態で提供する。
EV Tour
電気自動車(EV)送迎付きブルーベリー収穫体験のお知らせ
ここで、きりり農園からの電気自動車(EV)送迎付きブルーベリー収穫体験のお知らせです。このセクションの後にストーリーを続けます。
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皆さん、フルーツ狩りはお好きですか?お待ちかね!東京都内でできる、夏季限定の、『きりり農園ブルーベリー 食べ比べ&摘み取り体験 30分コース』のご案内です。毎年7月ごろより、8月下旬まで開催しております。開催は月曜・土曜のみですので、ページ下部より、ご希望の日時をお早めにご予約ください。
化学合成農薬を使わず、有機肥料のみでじっくり育てたブルーベリー。
園内にある、8種類のブルーベリーをじっくりと味わいながら、ご家族でご友人同士で、またゆっくりとお一人でも、ブルーベリー狩り体験しませんか?
野菜ソムリエサミット2019 銀賞受賞・東京GAP認証・東京エコ100認証を取得した、
安全で美味しいブルーベリーをお楽しみいただけます。野菜ソムリエプロの農園主が美味しいブルーベリーの見分け方をお教えします!!
最寄駅(JR青梅線拝島駅など)ときりり農園の間は電気自動車(EV)で送迎いたします。
自然エネルギーで充電するので、ゼロカーボン・ドライブ(ゼロドラ)と言います。
電気自動車は走行時にCO2を出さず、環境にやさしい快適な移動が実現します。
当日はTESLAモデル3にご乗車いただきます。
【料金】30分コース
大人: 1,800円/人(お土産: 特大パック 約500gx1)
子ども:300円/人(お土産: 小 パック 約100gx1)*3歳以下
* 摘みたてフレッシュミントのおまけ付き
* お土産追加分は +300円/100g
* ゆっくり50分コースは +200円/人
* 帽子など熱中症対策をしてお越しください。
* 虫よけスプレー・手指の消毒液はこちらで用意しております。
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電車でお越しの方
八王子駅より約20分【JR八高線・箱根ヶ崎駅下車】+徒歩20~30分またはバス10分
新宿駅より約50~60分【JR中央線/青梅線・羽村駅下車】+バス15分 -
圏央道・青梅ICより10~15分
* 緊急のお問合せ: ☏050-3748-8314 (田口) (お急ぎでない場合は、こちらよりお願いいたします。)

FUN
彩り野菜で「ちょっぴりわくわくな日常」を食卓に届ける。
こうした安全と安心を確保したうえで、「ちょっぴりわくわくな日常」彩り畑から提供するのがきりり農園のモットーだ。
食べると身体がわくわく元気になるような、
健康的で個性豊かな畑の子たちを育てたい。
日常生活に花が添えてあると心が豊かになるように、
畑から生まれるイロトリドリの旬のもので、
心わくわくする彩りを食卓に添えたい。
「多様性=彩り」を大切に。ささやかでも豊かな生活を。
きりり農園とつながることで、日常がちょっぴりわくわくし、生活が彩りがある豊かなものになるように。
そんな想いで畑を耕しているという。

7種の彩りジャガイモ【有機JAS】約3㎏を販売(現在品切れ)
私たちは東京都瑞穂町で有機野菜を育だてているきりり農園です。私たちは自然エネルギーを使って、CO2を出さない野菜を育てています。

7種の彩りジャガイモ【有機JAS】食べ比べセット 約3㎏(解説&簡単レシピ付)
¥2,999(税込)
配送料 : 配送料込み
購入希望者が多いと見込まれるため、まずは専用フォームにメールアドレスと氏名をご記入の上、応募ください。
抽選の結果は当選者にのみ通知いたします。当選者以外にはお知らせは致しませんのであらかじめご了承ください。
申し込み多数につき、抽選は終了いたしました。また次回販売にご期待ください。

COMMUNITY
野菜や果物の生産時のCO2をゼロに。きりり農園の新たな挑戦
田口さんのもう一つのこだわりは、自然環境への配慮だ。
できる限り環境を配慮した農業
きりり農園では、営農開始時から環境負荷を軽減するために有機農業に取り組んでいる。
使用する有機肥料は由来や製造工程も含めて厳選している。
まず、有機JAS認証規定に則り、製造工程で化学処理がされていないことが認められた肥料のみを使用している。また、自農園内で生産されたハーブを中心に堆肥化し、圃場内循環の構築を目指している。
さらに自家製ボカシ肥…有機栽培米ぬかや海藻などを使用したり、樹皮の皮(bark)を原料にした堆肥を使用している。
加えて、生産過程の廃棄物を減らすことにも留意しており、自然に還る資材(藁・もみ殻マルチなど)を使用している。マルチとして利用している藁・籾殻も、有機栽培・化学農薬不使用栽培由来のものとなっている。
CO2を出さないゼロカーボン野菜への挑戦
特に今年から力を入れているのが、農場に小さな太陽光発電セットを持ち込んで、電動草刈り機や耕運機を使用しての、野菜とブルーベリーを栽培する時に二酸化炭素を出さないようにする。ゼロカーボンな野菜、略して「ゼロベジ」の栽培を始めた。
今年から、農園のゼロエミッション化を本格的にすすめてまいります。
テーマは「ちょっぴりわくわくするゼロエミッション化」 ゆるくエシカル気付けばゼロエミ
こんな小さな農園でもできる、楽しく続けるゼロエミッション化。
Twitterを中心にご報告していければ…どうかよろしくお願いいたします。— きりり農園biogartenKiriri (@biogartenkiriri) June 5, 2021
きりり農園のように、露地で作物を育てる場合はそれほど多くのエネルギーは必要としない。しかし、例えばガソリンや軽油を動力源とする草刈り機など、わずかだがCO2を発生して、地球温暖化の原因となってしまう。
それは、電線から来る電力会社の電気も同じだ。電気は貯められないので、電気を使っているときは、同時にどこかの火力発電所で石油や石炭が燃やされていることが多い。
このため、田口さんはポータブル式の小さな太陽光発電パネルの電気を創り、リチウムイオン電池に貯めておく。農場のちょっとしたことなら事足りる。こうして、CO2を出さない、ゼロカーボン野菜(ゼロベジ)を作っている。ゆくゆくは、農場で使う全てのエネルギーを自然の力で賄いたいと田口さんは言う。
田口さんは、生産者とお客様とのつながり・対話も大事にしたいと考えている。
CSAというシステムを導入し、サポーター会員向けに前払い制で定期便を届けている。
定期便の名前は「彩り畑BOX」。旬の畑の雰囲気をそのままBOXに詰め込むというコンセプトのもと、野菜の他、香りのよいハーブ、ブルーベリーや栗など果物も入る。
サポーターはみな田口さんの知り合いまたはサポーター会員からの直接の紹介など、繋がりがある人々ばかりだ。
サポーター会員の方とは、やりとりを行い、相互の理解を深めながら畑の旬を届けている。
TOUR
ブルーベリー食べ比べ&摘み取り体験
田口さんの生き方に共感し、スーパーマーケットの店頭では手に入らない安心・安全で美味しい有機農産物に魅せられたリピーターが自然と集まってくる。
サポーター会員は、毎年前払いの会費を払って、その返礼として獲れたてのブルーベリー・ハーブ・野菜を定期的に受け取ることができる。
田口さんは、そんな消費者とのつながりや対話をとても大事にしている。野菜を通じた、生産者と消費者の支え合い(CSA=Community Supported Agriculture)が、田口さんの理想の姿だからだ。
サポーター会員以外の消費者との気軽な交流の場も設けている。その一つがブルーベリーの収穫体験である。毎年7月下旬頃より、8月下旬まで開催している。毎週月曜・土曜のみ、各回1組のみ受け入れている。
ここでも、田口さんのCO2を出さない環境保全へのこだわりが見える。それは、最寄りの駅からの電気自動車による送迎だ。農場でせっかくゼロカーボン野菜(ゼロベジやゼロブルーベリー)を育てても、移動にガソリンを使ったらその意義が薄れてしまうと田口さんは考えている。
政府が打ち出している2050年カーボンニュートラル達成に向けた「地域脱炭素ロードマップ」にも、自然エネルギーを使って充電する電気自動車の活用(ゼロカーボン・ドライブ)が掲げられており、田口さんはそれに賛同し、一回限りのEV送迎付き収穫体験をアレンジした。